
エコで便利!竹の皮の活用法
竹の皮がお寿司やちまき、和菓子の包装に使われているのを目にすることが多いのではないでしょうか。当店でもテイクアウトの鯖寿司などを竹の皮でお包みしています。
優れた効果を持っており、古くから食品の包装や保存、調理に使われてきた竹の皮ですが、洗えば繰り返し使うこともできるエコな素材。また、お皿や器として使うだけで、普段の食卓やお弁当をちょっと特別なものに変えてくれます。
意外と用途が広い竹の皮、「手づつみちらし」を楽しんだあとにぜひ活用してみてください。
◼︎竹の皮の効果
竹の皮には様々な効果がありますが、次のようなものが代表的です。
- 抗菌性:抗菌成分を含んでいる
- 通気性:食品の乾燥を防ぎつつ、余分な水分を吸収する調湿効果がある
- 撥水性:表面に水を弾く成分を含んでいる
保湿性に優れており、湿らせると柔らかくなり様々な形にフィットする点からも、食品を包むのに適した天然の包装素材なのです。

◼︎竹の皮の活用方法
- 食品の包装、保存:おにぎり、サンドイッチ、パウンドケーキなどの包装に。ピクニックに持って行くのにもぴったりです。
- 蒸し調理に:ちまきはもちろん、蒸し料理の敷物、包み紙として。竹の香りがふわっと香るのも良いところですね。
- 電子レンジでの加熱にも:「手づつみちらし」の解凍方法で紹介している通り、竹皮は電子レンジで加熱可能です。包んだおにぎりなどをそのまま温めて食卓に。
◼︎使い方
1.竹の皮を水に浸し柔らかくする
濡らしたキッチンペーパーなどで竹の皮の表面の汚れを拭き取り、20分〜30分程度水に浸しておきます。(ぬるま湯の場合は浸しておく時間が短縮できます。)
竹の紐も同様にしておきます。
※竹の皮を結ぶための竹紐は別売りされている場合もありますが、無ければ外側1cmほどを竹の皮の繊維の方向に割いて竹紐を作ります。凧糸などでも代用可能です。
2.水気を拭き取る
竹の皮が曲げられるくらい十分に柔らかくなったら、キッチンペーパーなどで表面の水気をしっかり拭き取ります。
3.折り目を付け、包む
包む物をのせ、形にあわせて竹の皮に折り目をつけ包みます。竹紐や凧糸などを使い竹の皮が開かないように結びます。
軽い汚れなら洗って再利用も可能。スポンジやふきんなどで汚れを落とし優しく水洗いします。水分をふき取ったあと、直射日光を避け十分乾かすと繰り返し使用できます。
詳細の使い方手順は、こちらの記事で虎斑竹専門店「竹虎」さんが写真付きで紹介しているので、参考にしてください。